東地区では13日、セルティックスがペイサーズを下し、6連勝を飾った。開幕して約2週間が過ぎたが、無傷なのは、セルティックスだけ。開幕前には、レイ・アレン、ケビン・ガーネット、ポール・ピアースの3人が「ボールを共有できるのか」という懸念もあったが、否定的だった見方をあざ笑うかのように、彼らは勝ち星を重ねている。
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15日のソニックス戦でようやく復帰を果たしたウェイド。ライリーHCもこれで序盤の遅れを巻き返せるか。
Issac Baldizon/NBAE/Getty Images
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対照的に、東地区では1位、2位を争う強豪チームのはずだったブルズが、苦しんでいる。今シーズン好調を維持しているピストンズには勝ったものの、シクサーズ、バックスなど、昨シーズンの成績から見たら格下と思われたチームにも敗れ、現地15日から始まる約10日間の遠征を前に、チームは必死に建て直しを図る。
理由の一つは、トレード問題だろう。コービー・ブライアントの獲得に関しては、レイカーズのフィル・ジャクソンヘッドコーチが、「ブルズとの話が進んでいる」と話してから、隠せないものとなった。チーム内には、「誰が出されるんだ?」という動揺が広がり、ジョン・パクソンGMは、「しばらく話し合いを凍結する」などと、必死に沈静化を図ったものの、負けが続いて、「さて、いつなんだ」との声も聞こえ始めている。
引き金を引くのかどうか。チームとしては、決断を求められている。
トップチームと目された中では、ウィザーズ、ヒートが開幕から5連敗を喫し、先日、ようやく初勝利を挙げたばかり。ヒートとしては、ドウェイン・ウェイドの復帰に合わせ、上昇気流を掴みたいところだが、ウェイドの復活が見えてこない。
11月中旬にも──と言われたコート復帰だが、本人は、「100%になったら戻る、とはいわないけど、50%の状態で復帰するつもりはない。これが新人の年なら、接触プレーを許されたその日からコートに戻るけどね」と話し、復帰に慎重な姿勢を見せる。
背景には、こんな要素もあるよう。
「出場したり、欠場したり、というふうにはなりたくない。アマレ・スターダマイヤーやギルバート・アリーナスは、復帰を焦ったばかりに、そうなったようにも見える。僕は、それを避けたい」
おそらく彼の決断は正しい。しかし、彼のいないチームが、劇的に勝ち続けるのも難しい。手遅れになる前に、ヒートが今の流れを止められればいいが…。
西地区では、エルトン・ブランドとショーン・リビングストンを欠くクリッパーズが開幕から4連勝してファンを驚かせたが、これは、スケジュールに恵まれたとの感を拭えない。
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ブランド(右)とリビングストン(左)といった主力を欠きながらも開幕4連勝とサプライズをみせたクリッパーズ。
Andrew D. Bernstein/NBAE/Getty Images
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ただ、勝率5割をオールスターまでキープできれば、ブランドらの復帰により、プレイオフ争いに向けて弾みがつく。そこまで持ちこたえられるかどうか。
クリッパーズと同じく、開幕から4連勝を飾ったのは、ホーネッツ。その後連敗を喫したが、再び連勝して、6勝2敗とした。
実は、昨季もホーネッツは、開幕から4連勝している。その後3連敗を喫したものの、そこから再び4連勝して、8勝3敗という今年以上の好スタートを切った。しかしながら、その後の10試合で2勝8敗。12月は、15試合で4勝11敗。今年も、各チームが試合に慣れ、腰をすえて戦い始める時期の戦い方が、カギになりそうだ。
ところで西地区には、14日現在、未勝利のチームが3チームもある。再建中のソニックスとティンバーウルブスは仕方がない面もあるが、昨季のプレイオフで旋風を巻き起こしたウォリアーズも未勝利である。主な要因は、スティーブン・ジャクソンが7試合の出場停止中であることと、ジェイソン・リチャードソンを放出して獲得したブランデン・ライトがまだチームにフィットしていない点にあるか。全5試合で、ライトが出場したのは、1試合のみ。しかも4分間。
ただ、今季のチームを評価できるのは、ジャクソンが帰ってきてからということになる。
その他の西地区のチームに関しては、開幕前のほぼ予想通りという展開だが、もう少しグリズリーズが勝ってもおかしくない。インサイドには、パウ・ガソルとダーコ・ミラチッチがいて、2年目のルーディ・ゲイも成長。また、同じく2年目のカイル・ローリーが、チームの司令塔となりつつある。昨季はケガのために、10試合にしか出場していないが、今季はローテーションの座を確保。楽しみなチームではあるのだが…。リーグワースト2位のディフェンスをなんとかして改善したいところでもある。
さて、元々開幕直後の11月は、サプライズが置きやすい。今季の戦い方が見えてくる12月が、チームの真価を問い、疲れの出る1月にディフェンスで踏ん張ったチームが、前半を好位置で折り返すといわれる。そういう意味では、ヒートやウォリアーズ、ウィザーズなど、今は苦しんでいるチームにも、これから十分に巻き返しのチャンスはあるので、ファンは我慢も必要である。





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