ビッグサプライズ
8連勝──と聞いて、真っ先に思い浮かぶチーム名を挙げるとしたら、サンズ、マーベリックス、スパーズ、セルティックス(目下、9連勝中)、マジック、ピストンズあたりまでかと思う。今のチーム状態なら。
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8連勝と勢いに乗るブレイザーズ。チーム一丸となって、連勝街道まっしぐら!
Garrett Ellwood/NBAE/Getty Images
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若い選手が多く、可能性を抱かせるチームではある。しかし、8連勝中、5試合でオフェンス、ディフェンスの要として成長したラマーカス・オードリッジを欠いているのだ。
また、8連勝をする前までは、5勝12敗と低迷。同地区で低迷するソニックスやティンバーウルブスと、そのレベルは変らず、今季の苦戦が囁かれた矢先のこと。突然の連勝には、上手く説明がつかない。
ブランドン・ロイが2週連続週間MVPの活躍
まず、8試合の日程を見たが、特に恵まれていたわけでもない。やや調子を落としているとはいえ、同地区の強豪・ジャズとの試合が2試合あり、そこで連勝すると、ここ15試合では11勝4敗と、ステファン・ジャクソンが復帰してから好調なウォリアーズを下し、さらに同地区の首位を走るナゲッツにも土をつけた。
そして18日には、ここまでのMVPとの呼び声も高いクリス・ポールが率いるホーネッツを76点に抑えて勝っている。明確な理由無くして、これだけの勝ち星は重ねられまい。
一つ、確実に理由が見えているとしたら、昨季の新人王を獲得したブランドン・ロイのさらなる成長か。
8連勝中は、1試合平均24.1点をマークして、オフェンスを牽引。17日には、2週連続で西地区の「週間MVP」にも輝いた。ブレイザーズの選手が2週連続で週間MVPを獲得するのは、あの、クライド・ドレクスラー以来のことだそうだ。
脇役たちの嬉しい誤算
地元紙「オレゴニアン」は、ジョエル・プリズビラの活躍をその要因に挙げていたが、確かに12日のウォリーズ戦では、30分間の出場ながら15得点、10リバウンドを記録。11日のジャズ戦でも、6ブロックをマークしている。
ドラフト1位で指名されたグレッグ・オデンのケガによって出番が回ってきた選手だが、ここに来て出場時間が30分を越える試合も目立つ。彼のような脇役がいることは、チームにとって心強い。
また、そういう脇役的な存在ということなら、トラビス・アウトローのインパクトも大きい。デビュー5年目だが、これまで、二桁平均得点を記録したことがない。しかし今年は、18日までに12.3点を記録し、8連勝中は、5試合で20点以上を挙げている。
チームを下支えしているという意味では、プリズビラに勝る活躍だ。
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2週連続MVPに輝き、ここぞという時にシュートを決めるブランドン・ロイ。
Sam Forencich/NBAE/Getty Images
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さて、18日のホーネッツ戦では、今のチームを象徴するシーンもあった。
残り9分、ブレイザーズは68対66と2点をリードしていたが、ホーネッツの執拗なディフェンスに苦しめられ、ショットクロック・バイオレーション寸前まで、追い詰められた。しかし、残り3秒でジェイムス・ジョーンズがロイにパスを出すと、ブザーと同時に、ロイはなんなく3ポイントを沈めている。
だが実際は、パスを出す方も、シュートする方も、半ば苦し紛れ。ロイは、「こっちにパスをするなと思った」と、それを認めている。
ただ彼は、こうも言った。
「間に合わないと思った。でも、こういうプレイこそが、自分たちに勢いがあるんだということを教えてくれる」
果たして、この3ポイントで試合は決まった。ホーネッツはその後、4分以上もバスケットを揺らせなかった。それまでは1点を争う展開だったが、最後はあっけなかった。
ブレイザーズの改革に確かな道筋
今季の1試合平均が18.7点、7.7リバウンドのオードリッチは、今週中にも復帰出来るようだ。彼に加え、高校から直接ブレイザーズに入った(1順目、全体の6番目)3年目のマーテル・ウェブスターも、ようやく潜在能力を発揮しつつある。
来季には、このメンバーにオデンが加わる。今季は無理でも、確実に数年後には、プレイオフの常連となり、優勝争いに絡んでくるだろう。
主力を次々に放出し、ドラスティックな改革を進めてきた古豪に、明るいものが見えてきた。





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