San Antonio 115, Phoenix 99
パーカー41得点! スパーズ、宿敵サンズに王手!
Nathaniel S. Butler/NBAE/Getty Images
キャリアハイの41得点、12アシストと爆発してサンズを叩きのめしたトニー・パーカー

フェニックス、4月15日:
イージー・レイアップをフェニックス・サンズに阻まれたトニー・パーカーは、ジャンプショットを次々に打ちまくった。サンアントニオ・スパーズのポイントガード、パーカーが流れるようなプレイを続けて、キャリアハイの41得点12アシストと爆発。115-99と勝利したスパーズが、遂に3勝0敗と王手をかけた。

このシリーズはNBAチャンピオンの可能性が生まれる素晴らしいファーストラウンド・マッチアップになると考えられた。だが予想に反して、指令塔パーカーの下、スパーズが圧倒する試合が続いている。

「サンズがピック・アンド・ロールで後退して離れたので、ショットを打っていった。今日はとてもいい感じで決まった」とパーカーは喜んだ。ディフェンディング・チャンピオンにとってはすべてが順調に運び、一度もリードを許すことなく、昨シーズンからプレイオフ9連勝、14戦で13勝をあげた。「多分今季最高のゲームだったろう」とスパーズのグレッグ・ポポビッチHCも笑顔を見せた。

スパーズは27日(日)に同じくフェニックスで行われる第4戦に勝てば、スウィープでセカンドラウンド進出が決定する。0勝3敗からシリーズを制したチームは過去一度もなく、サンズは絶体絶命の窮地に追い込まれた。

またサンズにとっては今季初の3連敗となった。「スパーズはほぼパーフェクトだった。うちがいいプレイができなかった責任は自分が負う。だがスパーズが素晴らしいプレイをしたということだ」とサンズのマイク・ダントーニHCも認めざるを得なかった。サンズはスパーズに対抗するためにシャキール・オニールを獲得したが、1988-89シーズンのウェスタン・カンファレンス・ファイナルでロサンゼルス・レイカーズにスウィープされて以来、7戦シリーズで初めてスウィープされる恐れが出てきた。

スパーズではティム・ダンカンが23得点、10リバウンド、マヌー・ジノビリーも20得点をあげ、チームのプレイオフ、ロード4連勝、ここ11戦で9勝に貢献した。だが大打撃を与えたのはパーカーだった。このシリーズで終始、ピック・アンド・ロールでしばしばサンズを慌てさせているパーカーは、3人の異なるディフェンダーをかわして26本中17本のショットを成功。第1戦では26得点、第2戦では32得点と、昨シーズンのファイナルMVPの実力を遺憾なく発揮している。「トニーは非常にアグレッシブにプレイし、攻守にわたって素晴らしい仕事をしている。他にどう言えばいいか分からない」とポポビッチHCも絶賛する。

試合はサンズがサンアントニオでの最初の2戦では、序盤にビッグリードを奪った。だがこの第3戦ではスパーズがスタートからコントロール。最初の13本中10本のショットを決め、それにはパーカーの6本中5本のジャンパーも含まれた。パーカーの6.6mのショットで17-4の猛攻を終えると、スパーズのリードは27-12と15点となった。

ポポビッチHCは第1Q終盤にジャック・ボーンに3回連続シャックにファウルに行かせた。シャックは最初のフリースロー2本の試投でラインを超えてコールされ、次の2本をミス。その後2本中1本を決めた。昨シーズン、サンズにいたカート・トーマスがこの試合では先発に起用され、残り3秒にレイアップ、フリースローも決めて3点プレイとし、スパーズが33-19とリードして第1Qを終了した。

サンズも第2Qにリーンドロ・バルボサが10得点をすぐさまあげ、残り8分5秒には31-37と追い上げた。だがスパーズが次の7点をあげて離した。ブレント・バリーの3ポイント後、ポポビッチHCは再び意図的にシャックをファウルさせ、残り58秒にはスパーズが57-43とした。シャックは4本中3本のフリースローを決めたが、パーカーが最後ドライブからレイアップを決め、61-47とリードして前半を折り返した。

後半最初にはパーカーが3ポイントプレイも含めて連続5得点をあげ、66-47とした。ダンカンも外から連続2本のジャンパーを決めて70-50とすると、サンズファンからブーイングが始まった。

サンズも第4Qに2回13点差とし、その2回の最後は残り7分35秒のラジャ・ベルの3ポイントで13点差に追い上げた。だがパーカーがこのゲーム初の3ポイントで応戦し、サンズの息の根を止めた。

サンズではアマレ・スターダマイヤーが28得点、11リバウンド、バルボサも20得点、17本中9本のフリースローに終わったシャックも19得点と気を吐いた。だがブルース・ボウエンに執拗なディフェンスで追い回されたスティーブ・ナッシュは、8本中3本の7得点、9アシストに終わった。足のつけ根の痛みに苦しむグラント・ヒルは、途中出場で20分プレイして6得点を記録したが、それだけでは不十分だった。

プレイオフ、ホーム初戦となった試合に詰め掛けた満員のサンズファンは、前半のポポビッチHCの“'ハックア・シャック'戦法"にブーイングをした。対するサンズのマイク・ダントーニHCは、もしファーストラウンドで敗退するようなことがあれば、解雇の可能性もあると地元の新聞に報じられた。宿敵スパーズに崖っぷちに追い込まれ、第4戦は絶対に勝たなくてはいけなくなった。