



Jesse D. Garrabrant/NBAE/Getty Images
最初の5本のショットを決めて第1Qに13得点をあげたリチャード・ハミルトン、ピストンズが第1Qを30-12と圧倒して大勝
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フィラデルフィア、5月1日:
フィラデルフィア・セブンティシクサーズはデトロイト・ピストンズに狙いを定められた。その結果、強引な体当たりをくらった。ピストンズがファーストラウンド・シリーズ第6戦、100-77とシクサーズを圧倒。シリーズを4勝2敗として、セカンドラウンド進出を決定した。
ピストンズはこんなに長引くとは予想もされなかったシリーズで、最後の2戦を圧勝して終了した。イースタン・カンファレンス・セミファイナルは、トロント・ラプターズを5戦で退けたオーランド・マジック相手に5月3日(土)から始まる。両チームは今シーズンの4戦を2勝2敗で引き分けており、激戦が予想される。
「シクサーズが恐らく我々を目覚めさせてくれた。最後10クォーター、我々は素晴らしいゲームができた」とピストンズのフリップ・サンダースHCは安堵した。
リチャード・ハミルトンが自身最初の5本のショットを決めて、全体でも24得点をマーク。うち13得点を30-12と試合を決定づけた第1Qにあげ、1人でシクサーズの総得点を上回る活躍を見せた。チャウンシー・ビラップスも20得点、テイショーン・プリンスも12得点をあげ、ピストンズは7年連続セカンドラウンド進出を決定した。
3人は第4Qはほとんどベンチに下がり、30点差にリードが膨らむのを見ていた。ピストンズは試合最初の6分間近く、シクサーズにフィールドゴールを1本も決めさせず、デトロイトでの第7戦を願望するシクサーズの夢を粉砕した。
シクサーズではアンドレ・イグドーラの16得点がチーム最多得点となり、アンドレ・ミラーは11得点とまたも不振に終わった。シリーズ最初の3ゲーム半は、シクサーズが力の勝るピストンズを上回るプレイを続け、2勝1敗とリードした。だがその後は、ほとんどチャンスはなくなった。「ホームコートだけに厳しかった。我々はいいプレイをしたかったのだが。3勝1敗とするのにあと後半半分だったが、あそこから崩壊した」とミラーは悔やんだ。
ピストンズは、レギュラーシーズンでリーグ1位のボストン・セルティックスに次ぐ2位の59勝をあげ、イースト2位シードを獲得した。だが40勝42敗に終わった7位シードの新興勢力のシクサーズに、まさかの1勝2敗とされ、第4戦のハーフにも10点差をつけられていた。
だがそこからピストンズは猛反撃に出てその試合を制し、第5、第6戦は合わせて23秒しかリードを許さなかった。第5戦も98-81と楽勝したが、この第6戦はもっと簡単だった。10-0とスタートダッシュをかけ、14,130人の観客に一度も盛り上がるチャンスを与えなかった。
またピストンズは58%のフィールドゴール成功率を記録する一方、シクサーズを34%に抑えた。「うちはこのシリーズで、第4戦の後半までリズムをつかめなかった。だがディフェンスを本気で固め、オフェンスも頑張り、それでリズムに乗ることができた。この勢いを次のラウンドにも続けていきたい」と、ハミルトンは早くも次戦に思いを馳せる。
シクサーズの選手たちは、映画“ロッキー3"の中で、宿敵アポロ・クリードがフィラデルフィアお気に入りのヒーローに、「明日という日はない」と語った音楽やせりふの気持ちで試合に臨んだ。だがシクサーズには明日がないことを、最初の数分で思い知らされた。
試合最初の1分38秒間にハミルトンが7得点をあげて、ピストンズが7-0とリードした。シクサーズはイグドーラの不用意なパスが、最近モホーク刈りにしたサミュエル・ダレンベアーの頭の右に当たってターンオーバーになるなど拙攻で始めた。その1分後にはタディーアス・ヤングが6.9mのところから7.5mのショットを打ってしまった。残り6分13秒にミラーがチームの初ゴールを決めて5-16としたが、ピストンズは第1Qに69%のシュート成功率を記録し、30-12と大差をつけた。「我々は準備して臨んだが、ピストンズのレベルは違いすぎた」とダレンベアーも嘆くばかりだった。
シクサーズも第2Q序盤には猛攻をかけて12点差に追い上げたが、ピストンズは先発を戻し、最後ビラップスのジャンパーで、ハーフには51-33とリードした。
第3Q終わりに51-79とされるとファンのブーイングを受けたが、アトランティック・ディビジョン最下位に終わると見られたシクサーズにとっては、いいシーズンと言うべきだった。2月初旬には18勝30敗に終わっていたが、その後の34戦で22勝をあげて、2年逃したプレイオフに復帰した。デトロイトでのファーストラウンド第1戦では15点差を跳ね返して勝利し、ピストンズを驚愕させた。今季最後となったこの第6戦の最後まで残ったファンは、試合残り1分と試合後も地元チーム、シクサーズに、スタンディング・オベーションで拍手を送った。
「このような結果は予想だにしなかった。ピストンズがショットを決め続けるとは思わなかったが、決めていった。それに対し、我々は反撃できなかった。ピストンズのディフェンスが本当に厳しかった」と、シクサーズのモーリス・チークスHCは、ピストンズの強さを思い知らされる結果でシーズンを終えた。




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