



Jesse D. Garrabrant/NBAE/Getty Images
18得点、11リバウンドをあげ、セカンドラウンド進出に導いたケビン・ガーネット
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ボストン、5月4日:
ケビン・ガーネットはポール・ピアースからビハインド・ザ・バック・パスを受け取り、豪快なダンクを叩き込んで36点差とし、手で喉をかき切るしぐさをした。アトランタ・ホークスには既にわかっていたことだが、それは、ファンに「シリーズは終わった」と伝えるメッセージだった。
8位シードのホークスが、リーグ1位シードのセルティックスを脅威にさらしたゲーム、シリーズが、ようやく終わりを告げた。ガーネットが18得点、11リバウンド、ピアースも22得点と奮起し、セルティックスが執拗なホークスを99-65と大破して撃退。ファーストラウンド第7戦を制して、リーグ最後にセカンドラウンド進出を決めた。
セカンドラウンドはクリーブランド・キャバリアーズが相手となり、6日(火)から始まる。「キャブズはイースタン・カンファレンスのディフェンディング・チャンピオンだ。だがどんなことをしても、勝たなくてはいけない。我々がホームコート・アドバンテージを持っていて本当に良かった。素晴らしいシリーズになると思う」と、ガーネットはセカンドラウンドを待つ。
セルティックスはこの第7戦、ホークスを第2Q、10点に抑えてハーフには18点差を奪い、早々に祝典を始めた。ファンは「クリーブランド戦を始めよう!」と叫び、会場のアナウンサーは、セカンドラウンドのチケットの購入方法を説明した。
そして新しいボストン・ガーデンは、Gladys Knight and the Pips(グラディス・ナイト&ザ・ピップス)の歌に沸き、ホークスは"Leaving on a Midnight Train" 夜行列車に乗ってジョージアに帰っているとされた。
「できたら全試合がアトランタでできていたらと思う」と、ホークスのマイク・ウッドソンHCは悔やんだ。ホークスはホームでの3試合は全勝したが、ボストンでの4試合はすべて大敗を喫した。「だが我々がこのシリーズを3勝3敗に戻すことができるなんて予想した人はいないと思う。我々は第7戦まで果敢に戦った。ただ今日は勝てなかった」
第6戦終盤、同点の可能性のあった3ポイントを外し、第7戦を強いたレイジョン・ロンドが、10得点、6アシストと奮闘。ケンドリック・パーキンスも10得点、10リバウンドをあげ、第4Qはレギュラーシーズンで恒例になったように、ベンチに先に下がった他の先発陣に加わった。
セルティックスはレギュラーシーズンで、イースタン・カンファレンス8位のヤング・ホークスより29勝も多いリーグベストの66勝16敗を記録した。新興ホークスはホームではファンの後押しを受けて3勝したが、ロードでは4連敗に終わり、セルティックスのホームコート・アドバンテージがものをいった。ホークスは合計101点の大差で4連敗を喫した。
「我々が勝ち上がるということに疑いは持っていなかった。第6戦後の帰りの飛行機でそれを感じた。誰もがほとんど話もしなかった。アトランタで3試合勝利を逃したが、全員が最後は決着をつけてやるという気持ちだと分かった」とピアースは言う。
第3Q残り9分9秒には、最初の6戦と同じく、ヒヤッとするシーンが見られた。セルティックスが既に51-28とリードした場面、ロンドが速攻でバスケットに向かってジャンプを始めたとき、マービン・ウィリアムスがロンドの首に腕を回し、コートに引き倒した。2、3分間そのまま横たわったロンドを、セルティックスのコーチ陣やチームメイトが心配そうに見守った。オフィシャルは直ちにフレグラント・ファウル2をコールし、リプレイで見直してから、ウィリアムスを退場とした。
「テレビで見たら、かなりひどいプレイに見えた。だから反論は全くできない。だが決して傷つけようとしたのではないことをロンドに分かって欲しい」と、ロンドは高校のときからの友達だと言うウィリアムスは話した。「自分がどんな人間かをロンドは知っている。フィジカルなシリーズだが、ロンドに対して恨みなんか持っていないんだ」
セルティックスのドック・リバースHCも、「2人のいい若者がハードにプレイしていた結果だ」とウィリアムスの人柄を保証した。
ウッドソンHCはハードなファウルが相次ぐシリーズのただ一番新しいファウルに過ぎないと言ったが、セルティックスを怒らせたことは、多分最良のアプローチではなかったと認めた。「このシリーズはあまりにもハードな戦いとなっており、選手たちが幾度なくコート上に倒れ続けた。相手もそれでヒートアップしただろう。だがそれがこの試合の結果を導いたとは思わない。我々はスタートから不振だった」
ロンドは立ち上がってそのファウルの2本のフリースローを決め、第1Qから1本も決めていなかったレイ・アレンも3ポイントを成功させて28点差とした。
そしてその後がショータイムとなった。セルティックスはハーレム・グローブトロッターズばりのフェイクやビハインド・ザ・バック・パスを披露。ロンドからのパスを受けたガーネットは第3Q残り3分5秒には豪快なダンクを叩き込み、間違いなくリーグから罰金を科せられるような脅迫的なジェスチャーで興奮をあらわにした。
その1分後、ガーネットはバックコート・ピックでザザ・パチューリアをフロアに叩きつけ、ロンドの仕返しをした。コーチとして初めてシリーズを勝利したリバーズHCはガーネットを下げたが、問題はなかった。
第4Q残り10分44秒には、ピアースとロンドもベンチに下がった。ピアースは第3戦でリーグが「脅迫的なジェスチャー」と呼んだしぐさで罰金を科せられたが、この第7戦では先発の中で唯一30分以上プレイした。また、ベンチスタートのレオン・ポウがチーム三番目の得点源となった12得点、4リバウンドを挙げて貢献した。
ホームの第7戦でようやくホークスを退けたセルティックスは、休むまもなく2日後にはセカンドラウンドを始める。ワシントン・ウィザーズとの最終戦でトリプルダブルを達成して勝利に導いたレブロン・ジェイムス擁するキャバリアーズをホームに迎え撃つが、セルティックスはホームコート・アドバンテージを使って有利に進めることができるのか。非常に興味深いシリーズが始まる。




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